こんにちは。e-path開発部です。
皆さんOpenCVという画像処理ライブラリはご存知でしょうか?
OSSで利用できる便利なライブラリとなっています。
OpenCVはC++,Java,Pythonの3つで利用可能なのですが、今回は1番手軽に利用できるPython版の環境構築を紹介します。
なお、今回はPython3での利用を前提としています。
Homebrewのインストール
Homebrewは入っていますか?
今回はPython3をインストールするのにHomebrewを使うので入っていなければ以下のコマンドでインストールしてください。
$ /usr/bin/ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)”
Python3のインストール
$ brew install pythonをするとPython3がインストールされます。
ちなみに以下のコマンドでインストールされるバージョンなどを知ることが出来ます。
$ brew info python
python: stable 3.6.5 (bottled), devel 3.7.0b3, HEAD
Interpreted, interactive, object-oriented programming language
https://www.python.org/
/usr/local/Cellar/python/3.6.4_4 (4,712 files, 99.0MB) *
Poured from bottle on 2018-03-10 at 22:04:39
From: https://github.com/Homebrew/homebrew-core/blob/master/Formula/python.rb
終了したら$python3 -Vコマンドでインストールされているか確認してください。
仮想環境(venv)の利用
とりあえずOpenCVをつかっていらなくなってパッケージもろとも消したいならvenvという状態管理が便利です。
細かいことはvenv: Python 仮想環境管理を見てください。
venvはPython3.3より標準導入されているのでインストールは不要です。
# 作業ディレクトリを作成
$ mkdir test
# 作業ディレクトリに移動
$ cd test
# venvで仮想環境を作成
$ python3 -m venv testenv
# 仮想環境に入る
$ source testenv/bin/activate
# 環境に入ると自動的にpython3系になっている
$ python -V
OpenCVの導入
やっとOpenCVの導入です。
昔はOpenCVの導入が結構大変だったみたいですが、コマンド一発で導入出来ます。
$ pip install opencv-python
依存パッケージのnumpyも入ります。
実際にインストール出来たか確認しましょう。
以下のファイルを作成してください。
import cv2
print(cv2.__version__)
$ python test.py
でOpenCVのバージョンが出力されれば完了です。
参考文献
MacにPython3をインストールし環境構築【決定版】
Python 3.6 に OpenCV 3.4 など環境を構築する