e-DishC

Her2 DISH増幅遺伝子カウント支援ソフト

e-DishC

乳がんや胃がんのHer2 DISH標本で遺伝子増幅度判定するためのHer2シグナル数/CEP17シグナル数比を計測するものです。顕微鏡の対物レンズ40倍での複数視野の画像から、カウントに適した細胞を自動的に検出してHer2シグナル数/CEP17シグナル数比が大きい順に20個選別して、20個での総Her2シグナル数/総CEP17シグナル数の比率を算出します。

  • 簡単操作

    条件設定等は全く不要です。臨床の現場のルーチンワークにおいてHer2 DISHのカウンティングが測定ボタンを押すだけで簡単に行えます。

  • 汎用的な使用への拡張機能

    標本に最適な測定条件(核、Her2シグナル、CEP17シグナルそれぞれの面積や発色強度)を数値で細かく設定した測定も可能です。細胞の自動認識が難しい標本ではマウス操作で追加・削除が可能です。また測定範囲を選択することが出来ます。

  • 仕様

    対象標本:DISH染色
    対象画像: デジタルカメラ画像(JPEG/BMP/PNG/TIFF/GIF/RAW形式)
    顕微鏡の対物レンズ:40倍、60倍
    測定項目:細胞数、Her2シグナル数、CEP17シグナル数、Her2シグナル数/CEP17シグナル数比
    結果出力:レポート形式での印刷とファイル保存(JPEG)
    動作環境:OS:Windows7/8/10/11(Windows XP, Vista, Mac OSは非対応)

    複数ライセンスとセット価格

    複数ライセンス価格:
    2本目以降は1本につき+1万円で、2ライセンス:13万円、3ライセンス:14万円、・・・
    セット価格例:
    「e-Count4」又は「e-Memb3」又は「e-Eosino4」との2本セット18万円
    3本セット24万円(「e-Count4」+「e-Memb3」とのセット)
    4本セット30万円(「e-Count4」+「e-Memb3」+「e-Eosino4」とのセット)
    (全て消費税抜き)

<主機能>

  • 計測モード

    測定方法には、自動モードと手動モードがあります。
    〇 自動モード
    標準では自動モードになっていて事前の設定無く直ぐに計測が開始できます。画像毎に自動的に条件を計算して測定を行います。自動での測定条件が適切でない時は、検出パラメータ(核、Her2シグナル、CEP17シグナルそれぞれの面積や染色強度)に対して5段階での微調整も可能です。
    〇 手動モード
    手動モードでは、検出パラメータ(核、Her2シグナル、CEP17シグナルそれぞれの面積や発色強度)を数値で細かく設定することができます。自動モードでの検出の難しい標本や測定条件を固定して測定する場合などに有効です。

  • 測定結果と画像解析報告書

    複数視野の画像から、カウントに適した細胞を自動的に検出してHer2シグナル数/CEP17シグナル数比が大きい順に20個選別して、20個での総Her2シグナル数/総CEP17シグナル数の比率を算出します。Her2シグナル/CEPシグナル比が大きい順に左上から右下へと細胞を1画面に最大20個配列します。検出された核の輪郭を青色の線で、Her2シグナルを黒色点、CEPシグナルを赤色点で表示します。カウントに不適当な細胞の除去や、核、Her2シグナル、CEP17シグナルの手動での補正により、最適な20個の細胞の編集も可能です。
    この結果をレポート形式でJpegファイルとして保存できます。また、このレポートファイルを印刷することも可能です。

   

  • マウス操作による細胞個々の追加・削除と測定領域の選択

    (細胞個々の補正)
    マウスでトレースして個々の核で追加、分離や輪郭の修正ができます。またクリック操作でHer2とCEP17シグナルの削除や追加ができます。
    (測定領域の補正)
    マウスでトレースして測定領域を選択したり不要領域を削除することが可能です。